コロナ禍を開け、海外への行き来が自由になった今、英語学習を始めている方も多いのではないでしょうか。そんな中、「なるべくスキマ時間で済ませたい!」「楽しく趣味みたいに続けたい!」と思っている方必見の勉強方法がYouTubeを使用した方法です。
そこで今回は、YouTubeを効果的に英語学習に活用する上でのポイントと、スキル別の学習方法を紹介します。「YouTubeで英語を勉強しているが伸びない」「なかなか続かない」という方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめ動画についてはこちらの記事でご紹介しているので、あわせてご確認ください。
気を付けるポイント
まずは、YouTubeを英語学習に活用するにあたってのポイントです。
楽しく、コンテンツ豊富なYouTubeですが、ここではあくまで勉強のために利用しているので、継続して学んでいけるようにすることが大切です。
Point (YouTubeで英語を勉強するときの注意点) ◯自分にあったレベルのものを選ぶ ◯ただ単に一回みるだけで終わらせない ◯自分でもアクションを起こしながら・勉強したいポイントを意識して見る
◯自分にあったレベルのものを選ぶ
YouTubeに限らず、英語学習において、レベルに合ったものを選ぶのは必須です。知らない単語が多すぎたり、まだ基礎勉強の段階なのにも関わらず、ネイティブの英語のみの動画を選んでしまうと、本来学ぶべき内容をしっかり学べません。また、わからないのでつまらなく感じたりイライラしたりと、継続できずに挫折の原因になります。
◯ただ単に一回みるだけで終わらせない
コンテンツのみを楽しむのであれば、一度観て楽しむだけでもいいかもしれませんが、ここではあくまで英語学習なので、繰り返しの取り組みが大切です。一度観たものでも繰り返し観たり、シャドーイングに使うことで、習ったフレーズや単語が定着しやすくなります。同じコンテンツでも複数の利用方法を実施してみましょう。
◯自分でもアクションを起こしながら・勉強したいポイントを意識して見る
上記と関連して、観て聞いた英語を自身に定着させないといけません。インプット・アウトプットの動作を繰り返していくことで、自然と覚えていくことができます。調べる・書く・声に出す等、アクションを起こしながら観ることで、より記憶に残りやすくします。
使い方4選
ここからは、YouTubeをどのように英語学習に活かせるか、4点に分けてご説明します。
自分の苦手な部分や伸ばしたい英語スキルに合わせて、工夫して学習しましょう。
a. リスニング教材として b. シャドーイング/スピーキング練習 c. 使える単語を習得する d. 成長確認
a. リスニング教材として
初めは字幕をつけた状態で始めますが、なるべくみないように映像と耳に集中してみます。わからない部分がでてきたら、チラッと字幕を確認してみましょう。聞き取れない原因として、2つに分けられます:
知っているが聞き取れなかった or まずその単語・フレーズを知らない
前者の場合は、話者の発音方法と、その文章内での発音の繋がり方をもう一度確認します。なぜ知っているのに聞き取れなかったのか分析することで、リスニング力・発音を向上させます。後者の場合、字幕を確認する前には、その話の流れを意識し、その単語やフレーズのニュアンスやイメージをインプットしましょう。
b. シャドーイング/スピーキング練習
スピーキング練習・フレーズ習得に役立つのが、シャドーイングです。リスニング力もアップさせてくれるシャドーイングは、英語学習には切っても切り離せない勉強法です。それを、YouTubeの便利な機能「字幕」と「再生速度調整」を使うことで、簡単に練習することができます。
- 字幕見ずに、話者が話した直後を追いかけて真似する
- つまったところは字幕をオンにして確認、0.75~0.5倍速度で言えるまで練習
- 元に戻して同じところを再度チャレンジ
話している時は常に意味も意識しながら行いましょう。そうすることで、新しいフレーズ等のインプットにもなります。ただ、注意点として、知らない単語が多い動画は避けて動画を選びましょう。知らない単語がないor知らない単語3つ前後で行うことによって、シャドーイングのトレーニングに集中して効率よく学習することができます。
c. 使える単語を習得する
こちらは、bとは違い、知らない単語があっても大丈夫です。字幕ありで内容を楽しみながら、知らない単語が出てきたら都度勉強していきます。
- 知らない単語出てきたら、すぐに調べずその場で文脈から推測。
- 英英訳でニュアンス・意味を確認。:ニュアンスやイメージを頭の中で作るのがコツ!
- 意味が腑に落ちなければ、日本語の意味を調べる。
- 他の例文で使い方やよくあるシチュエーションを確認。
- 再度動画に戻って少し戻してその単語の部分を見返すように続きを見る。
一通り終われば、また数日後に同じ動画をもう一度観て、単語を理解できるか確認します。思い出せない場合は上記ステップを書いたノートを見返したり、意味を確認後に例文を自分で作って、定着させます。完全に覚えきれば、bのシャドーイングに使って、更なるレベルアップ&定着ができます!
d. 成長確認
同じチャンネルを観続けていくと、ある日突然、0.75倍速にしていた動画のスピードをもとに戻せたり、字幕をなくしても聞けるようになったりと、自分の成長を実感できる場でもあります。モチベーションも上がりますし、自分のスキル・レベルを確認し、次のスキルアップへのつなげていくことができます。
YouTube英語学習を確実にものにしよう!
ここまで、YouTubeの英語勉強活用方法や役割について解説してきました。ご紹介した以外にも、たくさん使い道があります。使いようによって、重要な学習ツールとなるので、みなさんも工夫をして実りのあるYouTube学習時間にしましょう。これらを踏まえて、自分のお気に入り動画を、下記記事を参考に探してみてください!
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