カナダ、バンクーバーにきて早1ヵ月が経ちました。こちらに来て、やはり慣れないといけないのが、チップ制度です。今回は、こちらのチップ制度が一体どんなものなのか、簡単な解説と、私の体験から思うことをお伝えしようと思います。
カナダのチップ制度
カナダではスーパーなどの買い物以外のほぼ全てにチップがかかってきます。
多くの人が「チップはサービスに対して払うもの」と認識していると思いますが、その通りレストランやホテルなどのサービス提供のある場所はもちろんのこと、それ以外にも、カフェでのテイクアウトやリカーショップまでもチップが要求されます。
軽食、テイクアウトでは10%~、外食レストランでは18%~が基本です。
カード等、電子支払いをする際、画面に出てくるチップのボタンでは、最近ではもう10%のボタンを見ることは少なく、最低でも15%~の選択がほとんどです。もちろん、他のオプションもあり、自分で%を選んだり$指定で支払ったりできるボタンもあります。
チップは払うべき?
チップはこちらの文化であり、「郷に入っては郷に従え」が基本です。提供してもらったサービスに対して、感謝の気持ちを表すという考え方でいけば、気持ちの良い支払いになるのではないでしょうか。
ただ、サービスが悪かったり、チップを払うに値しないと思った場合は、思い切って$0にしても構いません。
支払うべきだがしかし…?体験から思ったこと
私も常に15%は必ず支払っています。しかし、やはり納得のいかないシチュエーションもあったり、払うべきか悩んだりするときもあります。
体験①(シチュエーション①)
ある人気のラーメン屋さんに行ったときのことでした。店内で数人並んでいたので、それに続いて並んでいたら、外に並ぶようお店の方から言われ、雨の中外で待機していました。そこへ、2人の新しいお客さんが中へ入り、その2人が先に通されました。聞くと、2人席は空いているから先に通したとのこと。私は2人で並んでいましたが、前に並んでいた3人以上のお客さんと区別せず一緒に対応していたため、私に気いていなかったようです。
仕方がないにしろ、お店側も来たお客さんに確認を取っていないのも、人数の把握もできていないのもどうかと思いますし、後の対応もあっさりだったので、チップは少なめでもいいかなと思っていました。ただ、いざお会計になると、表示されているボタンはやはり15%~で、%指定をして0とか5にしたかったのですが、後ろからずっと店員さんが見ている中で、そのボタンを押す勇気がでず、泣く泣く15%のチップを支払いました。
このように、お会計時に店員さんがじっと見ているシチュエーションはよくあって、ここで%か$指定ボタンを押す勇気が少しいるきがします。特に私は気になるタイプなので、これから慣れて押せるようになれたら…と思っています。笑
体験2(シチュエーション②)
コーヒーショップで
とあるおしゃれなコーヒーショップで飲み物とグリルドチーズサンドイッチを頼みました。飲み物は5分しないうちに来ましたが、食べ物がいつまでたっても来ませんでした。30分経った頃に店員さんが来て、やっとだ!忘れられてなかった!と思いきや。間違えて後にオーダーした人の料理を私のところに持ってきたので、「私はグリルドチーズを頼みました」と伝えたところ、「あー、おっけー!」と言われ、またさらに待つことに。次はすぐ来ると思いきや、なかなか来ず、店員さんに確認しに行ったところ「もうすぐくるから」と言われるだけ。合計1時間弱待っていました。
特に豪華でもなく、凝っているわけでもない、シンプルなチーズサンドイッチにかかる時間ではない…。しかも、一ミリも謝らないし、申し訳ないそぶりもない。それにもかかわらず、先支払いのオーダー方法なので、すでに15%のチップは支払い済みなので、返してくださいと言いたいところではありましたが、さすがに言えず。。
このように悔しい思いもしたことがあります。
チップは文化。郷に入っては郷に従え!
このように、基本的にはお店の人に対して気持ちとしても、チップは支払うべきですし、それが文化なので、用意しておくようにしましょう。ただ、チップを払えるようなサービスではなかった場合はNOでも構いません。もちろん、よくないサービスでも、もちろん支払いたい!と思う方はどんどん積極的に支払ってもよいです。恩はきっと帰ってきますし、その場で働いている人を助けることにもなります。
絶対的に決まったルールはありませんが、文化を尊重して、支払いをするのが1番ですね。
他にも海外についてやカナダ生活の情報なども発信していますので、是非チェックしてみてください!
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